FUJIFILM X-M1用のハンドグリップを自作した
FUJIFILM X-M1用のハンドグリップ(HG-XM1)の代わりになるグリップを自作しました。今回使用した材料は「手びねりプラスチック」です。Amazonで100gタイプを1000円くらいで買いました。熱を加えるとやわらかくなって、冷えると固まる樹脂ですね。
容器には白いつぶつぶが入ってて、これに熱を加えるとベローンってなります。
冷えて固まるとイカっぽいです。わさび醤油をつけたくなります。
では製作過程です。まずはお湯に浸します。電子レンジでもできるみたいですが、面倒なのでガラスの小鉢につぶつぶを入れて熱湯をぶっかけます。メトロイドみたいな物体ができてます。
全体が透明になったら取り出します。最初、医療用の使い捨て手袋をつけてメトロイドをつかんだのですが、手袋に張り付いてえらいことになったので素手でいきます。それなりに熱いので注意。
冷えてくると透明感がなくなって白くなります。
多少冷えても力を入れたら変形できます。
タオルで水気を切ったら、そのままボディに押し付けて成型します。タオルの毛が樹脂に張り付いて何本か混入しましたが、面倒なのでそのままいきます。
横から見るとこんな感じ。
なかなかしっくりくる形ができないので試行錯誤してます。
X-T1のグリップは結構好きなので同じ感じにしようとしましたが、これはX-M1とは合わないです。一般的な一眼レフカメラのようなグリップ形状にする場合、レリーズボタンがグリップ側に寄った位置にないと使いにくいです。さすがにレリーズボタンの位置は変えられないので、別のグリップ形状を考えます。
というわけで、薬指の上にグリップが乗るタイプの形状にしてみました。
完成です。ひさしのような感じになりました。ちなみに、グリップの形が決まったら一度取り外して、やすりでキレイにしてから両面テープで貼り付けようとしたのですが、結構熱い状態でボディに密着させていたため取れなくなりました。まあ、金槌とかで打てば外れそうですが、いろいろと嫌なビジョンが頭に浮かぶのでこのままいきます。
薬指がグリップの下にカポッとハマるように作ってあります。樹脂が熱い状態で私の指を押し付けて成型してるのでフィット感は完璧です。いつも通りにボディを持った状態に加えて、薬指で支えながら、さらに中指と薬指でグリップを挟み込むのがスタンダード・スタイルです。すべすべの手袋をつけた状態でもガッチリホールドできちゃいます。
見た目が恐ろしく悪いですが、使い勝手は良いので当分このまま使用していこうと思います。そのうち3Dプリンタとかで作り直したいですね。ちょっと気になったのですが、これはハンドグリップなのかな?フィンガーグリップって呼んだ方が正しいかもしれないです。